ガンマ(2)

ガンマを苦しめる、過敏性腸症候群。
通勤前の食事には特に気を遣う。
ほんのちょっぴり朝食をとって、トイレで最大限の排便をするのが毎朝の儀式だ。
通院先の女医さんを見て心拍数が上がり、彼女に恥ずかしい病状を暴露されるガンマ。
穴があったら入りたい。
こんな繊細な男にさらなる試練が。
社員を罵倒する宝田副店長の出現に、ガンマの胃腸は悲鳴を上げる!!ガンマが配属された社史編纂室は明確な仕事がない部署だ。
ガンマはオシリーナの作ったクッキーを使って、皆と仲良くなろうとするが冷めた空気は一向に温まらない。
しかし意外なことに、「自分を変えなくちゃ」と言う女子社員の美奈さんだけはガンマのもとへ。
同じ悩みを共有する26歳と42歳。
ガチンコ相撲でお互いをぶつけ合う!! 変わろうと思う心こそ尊いのだ!!頭がよくて、手のかからない良い子だった翔丸。
いじめを受けていた彼が、己の頬をカッターで切り付けた瞬間に生まれ変わった。
「悪の天才」に――。
ずば抜けた頭脳を持ちながら不良の巣窟・曙高校に入学した翔丸は、たった2日で学校を掌握する。
翔丸の野望はとどまる事を知らず、暴力団・佐伯組をも取り込もうとするが……!?一度翔丸に魅了された者は、その命令に背くことはできない。
たとえそれが実父を殺せとの命令であっても――!! 佐伯組を支配下におさめた翔丸は、次に日本政財界の黒幕・神堂に狙いを定めた。
「日本はこのわたしだ!」と言う神堂に、翔丸は宣戦布告。
暴力による社会制覇を狙う翔丸の、空前絶後のゲームが幕を開けた!!神堂は持てる力を総動員して翔丸の命を狙うが、翔丸はそんな神堂を弄ぶがごとく残酷な心理ゲームを続ける。
弱点を見抜き、極限まで神堂を追いつめ、冷たく笑う翔丸はこのゲームを心から楽しんでいた。
「オレはオレのためなら死ねる」と拳銃をこめかみにあてがう翔丸に、神堂は――!? すべてを暴力で飲み込む少年・翔丸を描いた過激作、ここに完結!!続きはこちらから⇒ttp://www.ebookjapan.jp/shop/book.asp?sku=60014165